注文住宅・リフォームの設計・施工
以前からずっと行ってみたかった徳島県上勝町の
「ゼロ・ウエイストセンター」に行ってきました。
上勝町では2003年にゼロ・ウエスト宣言をして、
街全体で本気ゴミを無くす事に取り組んでいます。
世の中使い捨てが便利で良いとされている世の中で、
ゴミを出さないとはどうゆう事なのかを知りたくて伺いました。
愛知県蒲郡市から車で途中休憩も入れて6時間
大阪→神戸→淡路島を通って徳島にいきます。
私は徳島には初めて伺いましたが、蒲郡市や豊橋市に赴きが似ている感じがしてとても親近感が湧きました。
ただ私たちの目的である上勝町までは徳島市内から1時間以上かかり
ここから山の中をひたすら走っていきます。
上勝町周辺にはコンビニもスーパーもないと聞き、
まずは徳島市内で買い物をすまして上勝町に向います。
そして山の中をどんどん走り1時間15分ほど車で走ると目的の上勝町につきました。
人口1368人 736世帯 高齢化率52%の日本の山里を象徴するような町です。
この町に全国から企業の視察・学校の教育など毎日のようにたくさんの人が来ます。
今回もマイクロバスで視察ツアーが組まれていました。
まず、上勝町役場で街の現状や今後の計画について役場の方から説明を受けました。
上勝町には焼却施設がなく、町で出たゴミは多額の費用をかけて他県に運搬していたそうです。
そこで、財政も圧迫してゴミを無くす運動が始まりました。
今回お世話になった企画環境課さん とても親切にレクチャーしていただきました。
そしていよいよゼロウエスト・センターです。
この建物は建築の分野でも有名で東京の建築家 中村拓志さんの設計で日本建築学会賞も受賞している有名な建物でもあります。
地元の木材をふんだんに使かった建物で壁と屋根の曲線がとても美しいです。
まずはこのセンターの説明を受けます。
こちらは、ぐるぐるショップといって町の人がいらなくなった雑貨をおいて誰でも無料で引き取る事ができるシステムです。
まさに人から人へ資材が「ぐるぐるまわる」事でゴミが出なくなり→循環につながる事 だと感じます。
そしてセンターの説明と研修を終えた後、本日はここゼロウエスト・センターで宿泊します。
石鹸とお茶を使う量だけ自分で決めてホテルに持っていきます。
2階だてのメゾネットタイプになっており、
徳島の杉の木に囲まれた空間はとても居心地が良いです。
ここで使われている床は在庫処分される予定の床材を使っています。
また、ここで出したごみは分別して明日センターで分別体験できるようになっています。
そして翌朝に宿泊時にでたゴミを分別してセンターにもっていきます。
かなり細かく分別されそのほとんどが再生されていきます。
生ごみはコンポストに入れます。
コンポストとは、コンポストとは、生ごみや落ち葉などの有機廃棄物を分解・発酵させて肥料(堆肥)にする方法です。
微生物が有機物を分解し、栄養豊富な土壌改良材を作り出します。
今回、上勝町でのゼロウエスト体験を通して自分たちのごみ問題への意識がとても高くなりまだまだやるべき事があると感じました。
毎年のどこかでおきている災害・日々肌身で感じる温暖化
どれもここ数年で加速しているようい感じます。
個人でできる対策は限られていますが、まずはできる事を少しづつ生活にとりいれていきたいと思います。