注文住宅・リフォームの設計・施工
私たちは「住宅ってなんだろう?」といつも考えながら住まいを造っています。
店舗や公共施設での建築物と違って住宅には「暮らし」があります。
暮らしにはその土地の風土もあり文化もあり、それぞれの生活がある。
そんな「暮らし」に寄り添った愛着ある住宅を造りたいといつも考え願っています。
そんな愛着ある家づくりへの一つとして「素材」選びはとても慎重に行います。
肌ざわり・香り・経年変化・優しさを考えて自然素材を使わせていただいています。
特に長年愛されてもらえるように木材には少し拘りがあります。
私たちの使う木材は100%国産材です。
中でも同じような環境で育った、近隣地域の木材を使用しております。
ただ、国産だからとか地域材だから良い材用とは限りません。
大切なのは乾燥方法・製材方法・丸太の選別など木を見る技術が大切です。
写真:奥三河・新城市で伐採された杉の丸太
そんな中で私たちは木に対してのこだわりと頑固さに惚れ込んで
奥三河の製材所さんとお付き合いさせていただいております。
ここでは木を天然乾燥である程度乾燥させてから、
独自のビニールハウスでじっくり時間をかけて乾燥させます。
時間をかけて乾燥させる事で木の油分を残しまま乾燥できます。
写真:丸太の皮むき機 1日に70本近くの丸太を剥ぐ。その木皮を乾燥機の燃料に使用。
「天然乾燥」
木の油分を飛ばさずに乾燥させる天然乾燥。
芯に近い「赤太」という部分は油分を多く含み、
耐久性に優れ、粘りのあるしなやかな強さを持っています。
油分が多いと木の香りが何年も続く他に、
赤太に含まれる油分はシロアリが嫌う成分のため、
天然乾燥で仕上げた材料の方が防蟻効果が高いのです。
手間はかかりますが木の本来の持ち味を持続させるには天然乾燥が一番です。
この手間暇が20・30年経った時に違いがでてきます。
無垢の木材は伐採して製材しても湿度の変化による伸縮・呼吸を繰り返します。
だからこそ、木にとって一番良い状態で家づくりをしていきたいです。
小林住建の愛着のある家づくりは素材選びから始まります。