注文住宅・リフォームの設計・施工
みなさんこんにちは。暑い日が続きますが皆さん体調はいかがでしょうか?
小林住建では天気にも恵まれ、蒲郡に建つ新築の現場が着々と進んでいます。
刻みに取り掛かるのは、真剣な顔で取り組む若杉大工24歳。
今年から、棟梁から受け継いだ手刻みの階段を一人で仕上げていきます。
蹴込み板をはめる部分に印をつけ、蹴込み板を製材する様子。
大きさや厚みを統一したものを多くつくるので、集中力が必要です。
階段の材料に使用している木材は、岐阜県でとれる東濃ヒノキ。
木目やヒノキ特有の色味が綺麗で踏み心地も良いです。
踏板部分には同じく東農ヒノキを使い、厚みは4.5㎝に仕上げています。
厚い踏板は強度が高く、足音も吸収しやすいのと、
長期間にわたって使用しても変形しにくいというメリットがあります。
もちろん見た目も厚いほうが高級感があり素敵です✨
この三角はなに?と聞くと、「釘彫りだよ」と説明する若杉大工。
釘堀りというのは、斜め下から釘を打ち込みやすくするための加工です。
大工道具の蚤を使って手作業で掘っていきます。
いまではプレカットの階段が多くなっていますが、昔の大工さんはすべて
一つ一つ仕上げていたと思うと、その技術が尊いなと思うのと同時に
森林資源が余る「日本」の「大工職人」として技術を継承していかなければなと思います。
完成まであと2か月ほど。完成するのが待ち遠しいです。