注文住宅・リフォームの設計・施工
先日、お客様からご依頼していただいた古民家リフォームのお仕事の前に、
古民家再生のお勉強 ということで新潟の築150年の古民家を改修した旅館に 訪れてきました。
中に入ると高さ10mもある吹き抜けとそこには古民家ならではの重層な小屋組みが。
太い梁や柱を間近で見る機会はなかなか今時の住宅ではないと思います。
梁、柱、他もすべてが欅(ケヤキ)で造られたこの建物。
欅は水に強く、硬くて丈夫な木材ですが故に加工が大変な材でもあります。
木組みには釘や金物を使用しない込み栓という職人技がないと成り立たない伝統工法が
使われていて「当時の職人さん達はやはりすごいなぁ」とつくづく思いました。
「現代生活の快適性と古民家の良さを感じられるように」
と空間づくりを心がけたという館内。
インテリアは北欧の家具で統一されていて、ダークな色味の欅と漆喰の壁によく合います。
「古民家だけど、モダンで洗練されたデザイン」でとてもお勉強になります。
私達の家づくり、古民家再生でも古き良きものを残して、新しいと組み合わせていく事は、 沢山あります。その際にこういった空間も参考につくりあげていけたらなと思います。
ホールからは庭園を見渡せます。やはり日本の和の建築には緑が必須だと思います。
自然を感じながら昔ながらのものを大事に残し、住み続けていく。
古民家再生において、とても良いお勉強になりました。
小林住建のこれからの家づくり、古民家再生に活かしていきたいです。