注文住宅・リフォームの設計・施工
皆さんは冬に家に帰ってきて、靴を脱いでフローリングに上がる時
床がひんやり❄としているなと感じたことはありますか?
せっかく暖房を付けたのに床だけ冷たい、、などなど。
まず、フローリングに使用される床材を大きく分類すると
「無垢」と「合板」「集成材」などがあります。
少しイメージが付きにくいかもしれないですが、
床の冷たさは床材によって実は、大きく変わるのです!
(集成材) (無垢材)
・無垢…貼り合わせていない1枚の木材。湿気を保ち、断熱効果も期待できる。
・合板・集成材…木材を接着剤では貼り合わせた木材。無垢素材に比べると熱を通しやすい。
無垢材の場合、木材そのものの中に空気を含んでいるので熱伝導率が低く、床が冷たくなりにくいのです。
また、乾燥していると水分を出し、湿気が多ければ水分を吸ってくれる性質があり、温度調節をしてくれる側面があるので、夏でも足がべたつきにくいです。
一方で合板・集成材は無垢材に比べると、何枚もの木板をぴったりと張り合わせて作られるため、中に空気がほとんどありません。なので、熱伝導率が高く床の冷たさが伝わりやすいのです。😢
無垢の床材にもたくさん種類があります。
その中でも暖かさや足心地が良いのが針葉樹の杉材です。🌲
柔らかくて傷つきやすいデメリットもありますが、他の無垢材よりも温かみや座り心地が良く、
見た目の良さもあり、お施主様からも人気です。
小林住建では杉フローリングを、主に2階で使用させていただいています。(厚さ30mm)
コロナ禍でお家で過ごす時間が増える中、より冬を快適に過ごすために、
床暖をつけたりカーペットで対策する方も増えると思います。
これからお家を建てる方やリフォームを考えている方は、
是非このブログを参考に床材について検討してみてください。🌠