注文住宅・リフォームの設計・施工
二階建てのお家の中で毎日何度も上り下りする階段。
現在は、ほとんどの工務店が「プレカット」といって、
あらかじめ加工されて現場ではめ込むだけで済むものが製材屋さんから届く、
プレカット階段が多く使われています。
そんな中小林住建では、大工職人さんの手で無垢の木を使い、
手刻みで階段づくりをさせていただくことがあります。
今回は、階段づくりの様子に密着いたしました。
こちらはヒノキの加工されていない一枚板。
この大きな自然の無垢板から階段は出来ています。
寸法を入れ込み、厚みや大きさを丁寧に刻み、手作業で階段の部材にしていきます。
大きさを整えたものを、カンナで仕上げます。
カンナは木材の表面を薄く削るための切削工具で、表面を滑らかにします。
踏み心地も良くなり、ヒノキの美しい白い色味と木目がより際立ちます。
右が階段の踏む場所、「踏み板」で、
左が踏み板と踏み板の間を繋ぐ、「蹴込み板」です。
一般的な市販の踏み板のサイズは36mmなのですが、
小林住建では60mmでおつくりしています。
厚みが大きいと踏み心地の安心感や、見た目にも重厚感がでます。
大工職人さんは「材料も1からつくるから、やりがいや面白さがある」と一言。
今では数少ない無垢の手刻み階段。
大工職人さんの手仕事が宿り、かっこいいものになること間違いなしです。
後編では「現場での階段づくりと手摺りづくり」の様子をお届けいたします。
是非、後編も閲覧ください。🌠