注文住宅・リフォームの設計・施工
先日、無垢の一枚板でテーブルをつくらせていただきました。
土間のダイニングテーブルとなった、6人掛けの大きなテーブル。
天板の厚みは80㎜で、木のお家に合うずっしりと豪華な見た目。
天板の部分は杉の一枚板で、赤身の部分の木目と、
テーブル両端部分の一般的に耳と呼ばれる白太のコントラストが鮮やかです。
天然の自然木からとられた無垢材。
無垢材で出来ているという事は、割れ、反り、ねじれなどが発生する可能性があり、
その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる無垢板の特徴でもあります。
工房では、このような無垢の一枚板を使用してカウンターやテーブルをおつくりする際、
数年後に板にひび割れや反りが出ないように、施工します。
上の写真はテーブルの裏側に施されたひび割れ防止の対策。
こちらはボンドとボルトで割れを防ぐよう大工職人が締め上げます。
コチラも板の裏側。
板の真ん中の部分に木の桟をビス五本で付けて、板の反りを防止します。
この工程を机の脚側にも施し、合計三本桟を付けます。
こうした、手刻みによる加工で板の乾燥からくる割れや反りを抑制できます。
家だけではなく家具屋さんのような事まで成し遂げてしまう大工さん。
「何十年の時間をかけて育った木を使うからからこそ、綺麗に長持ちしてほしい」と
テーブルを仕上げた大工さんは愛着を述べていました。
無垢材ならではの肌触りや木目、経年変化など、
木と触れ合う時間をご家族みんなでお楽しみください。♪