注文住宅・リフォームの設計・施工
現在、設計段階中の 回遊性のある平屋の木のお家/24坪
元々住まれていたお家の梁をつかって家づくりするため、
お家の構造を理解しやすくするため「軸組み模型」を設計士さんがおつくりしました。
軸組み模型とは、柱や梁など構造材がどの部分に使用されているかを表現した模型。
木の家は柱や梁の構造材が、一本一本の木軸(もくじく)でできています。
昔から多く使われてきたこの工法を「木造軸組工法」といいます。(在来工法)
木の家を考えるときは、この「軸組構造=骨組」を考えながら部屋をつくり、
生活の動線を確保します。
茶色く塗った部分は元あった古材の梁。
梁は玄関から和室の奥まで、三本の梁が住み手から見える状態で大きく渡ります。
古材の梁の上には、束という部分と棟木がのります。
そして古材の梁を支えるのは、新しい柱と梁。
新しい部材と古材がバランスをうまく保てるよう構造設計させていただきました。
棟木と母屋に屋根をかけて完成です。
東西に長く広がるお家で、大きな切妻の屋根が印象的です。
最近ではCGなどで立体感を表現することが多いですが、
模型はまた違う良さがあり、
建築のボリューム感、構造や家の外観の形など
かなり把握しやすくなります。