注文住宅・リフォームの設計・施工
先日月に一度の大工職人が施工中の住宅に集まって、
「仕様」や接合部分の「納まり」などなど・・
家づくりのあれこれを現場で話し合う会に参加しました。
今回主になったお題は「気密・断熱」
断熱材を入れ込み、ボードを貼る前に”胴縁”をどう入れるかについて、です。
胴縁とは、ボードを取付けるための材。
「横胴縁」は柱や間柱に水平に取付け、「たて胴縁」は梁や土台に垂直に取付けます。
上の写真ですと、「たて胴縁」になります。
前回断熱講習を受けた時、断熱材の袋の端の部分を「たて胴縁」で留めることで、
断熱材の気密性を上げる効果があることを教えていただき
縦胴縁を実際に使用した大工さんが大工さんの前で張り方を解説。
壁の中で起きる室内外の温度差による「内部結露」。
断熱材に隙間があると、断熱材自体が内部結露によって性能を低下してしまうのです。
せっかく良い性能の断熱材を入れてもこれでは意味がありません。
伝統工法を受け継ぐ大工職人も、より良い家づくりを目指し日々学びます。