注文住宅・リフォームの設計・施工
奥三河 新城に構える製材所さん
山から私たちへ、そして私たちからお客様の元へ、
多くの工務店は商社を挟み木材を仕入れますが、私たちは
奥三河の新城にある、天然乾燥にこだわった製材所から木材を直接仕入れます。
今回のブログでは、製材所のことから木材についてお話しします。
私たちが家づくりで使用している板材は、元々は一本の大きな丸太からできています。
製材所では主に、丸太の皮を捲り規格のサイズに製材し、
乾燥させる工程が行われています。
三河杉 丸太の皮を剥ぐ
製材所の職人さんのこだわりで、ここでは木を天然乾燥である程度乾燥させてから、
独自のビニールハウスでじっくり時間をかけて乾燥させます。
天然乾燥の木材は、人工乾燥の木材に比べて時間や手間が多く掛かりますが、
木の油分を残したまま乾燥できることから、木の艶・本来の香りが長続きします。
又、人工乾燥材と比べて木の細胞を壊すことなく乾燥させることができるため、
高い調湿効果を得られます。
職人が丁寧に規格サイズに加工していきます
長い間技術を培った職人さん達が木材を大切に扱い、
森林から私たちの工房に運ばれてくると思うと、
なんだか愛着が湧きます。そんな最高の状態の木材を丁寧に刻み、
工事しながらも、完成する家を待ち遠しく思います。
東濃ヒノキと三河杉
1階床 東濃ヒノキ/2階床 三河杉
冬の寒い朝もひんやりしない、優しい踏み心地の無垢の床。
ショールームでは、一階の床にヒノキ、二階の床に杉を用いています。
白く美しい色のヒノキは部屋全体を明るい雰囲気に、
木目も濃い赤身の杉は、部屋に温かみをプラスしてくれます。
玄関の式台や和室の床柱に施す大工の技。
地元の森林の恵みを活かし、大工職人の手仕事が伝わる
木にある暮らしを多くの人にお届けしたいと思います。