注文住宅・リフォームの設計・施工
先週、西浦にて一階フルリフォームの住まいが完成し、
お施主様のご協力をいただき、見学会を開催させていただきました。
八百屋さんだったご自宅を、一階部分で暮らしが完結できるよう一階をフルリフォーム。
元々木造と鉄骨の合わさった混構造だったので、
生活に沿って間取りを大きく変え、一つ一つの部屋を開放的な空間にできました。
ダイニングには大工造作の大きな杉の一枚板テーブル。
お施主様のご希望で、壁材や造作ベンチと同じく杉でつくりました。
岐阜の市場で仕入れ、5年以上工場で寝かせてしっかり天然乾燥させました。
赤身(中心部)と白身(外側部)の色がはっきりと分かれており、かっこいいです。
ケヤキの木材を使用した鼻栓
宮大工で用いられていた「鼻栓」という技術を用いた机の脚。
「鼻栓」とは、貫通した枘(ホゾ)などの先端に打ち込む楔状の細木のことです。
昔、釘やビスがなかった時代はこのように木組みをしていたそうです。
↑土間から繋がる洗濯スペース
階段下には便利な収納スペース→
大きな土間の広場を設けた玄関。
利便性を踏まえ、物置スペース・洗濯物干しスペースにも繋がります。
バリアフリーの段差の少ない上がり框と、大工造作の手摺。
これから先も安心してこの家で暮らしていけそうです。
当初はアパートに引っ越そうと考えていたお施主様。
リフォームが完成して、暮らしやすくなった住まいに、
「本当にリフォームしてよかった。長く住んでいたこの家、この土地がやっぱり一番」
と嬉しいお言葉をいただきました。
建替えた新築もいいですが、リフォームの良さを改めて感じました。
お施主様がこの先も生まれ育ったこの土地と家で健康に豊かに暮らせますように。