注文住宅・リフォームの設計・施工
皆さんは、家を建てる時に一番重要な木材について、考えたことはありますか?
近年までは外国から安い木材が手に入り、ハウスメーカーやゼネコンなどによる
外国の木材でつくられた住宅が多く建ちました。
その影響から日本の木材は高いと言われ、使用する工務店の減少などから、
日本の森林は「手入れが行届かない」などの、様々な問題を抱えました。
そしてコロナ禍によるウッドショックを受けた日本は、
外国からの木材の輸入が途絶え、外材に頼ってた工務店は日本の木材を使用することになりました。
「木を使うこと」と「森を元気にすること」は矛盾しているように思えますが、
「木を使う」とは、原生林や貴重な天然林など保護すべき森林の木を伐って使うのではなく、 使うために木を育てている森林(=人工林)の木を使うことです。
人工林はかつて戦争後に、木材を使い過ぎてしまった昔の人達が、
今の時代を生きる私達が木材に困らない様、約70年前に沢山の木を植えてできた林の事。
日本の木が使われるようになれば、日本の森林を育てる資金が山に還元され、
森林の手入れが行き届くことで活き活きとした森林が育つことに繋がります。
一人でも多くの人が「木を使おう」という木づかいの心を持てば、森は少しずつ元気になるのです。
日本の中でも愛知県の森林は、「人工林」が64%も占める全国3位の人工林。
これから日本の木材の需要は、外材が手に入らないことにより更に増えていくので、
この機会を通して、日本の森林の木材を使う意味や無垢材の魅力などを、
地域主義工務店の小林住建は改めて伝えていきたいと思います。