注文住宅・リフォームの設計・施工
みなさま、あけましておめでとうございます。
先日、2023年が始まって最初の上棟式を行いました。
昨年の春頃から打ち合わせをさせていただいていたお家で、
この日は天候にも恵まれ、風も少なく穏やかな冬晴れの一日となりました。
上棟日は大工さんも総出で、お家の骨組みを組みあげていきます。
朝はまだ、基礎と土台だけの殺風景な状態ですが、
職人さんたちの手によって、あっという間に家のカタチが出来上がります。
今まで図面上でしか分からなかったものが、
人の手によって実際にカタチになっていく瞬間は、感動的でとてもわくわくします。
おおよその骨組みが出来上がった夕方頃、上棟式が始まります。
お供え物が並んだ祭壇の中央には、
木に扇子や水引を飾った「御幣(ごへい)」という縁起物が祀られます。
この御幣には、上棟日やお施主様のお名前などが書かれており、
“工事の安全と家内の繁栄を祈願する”という意味が込められています。
今回私は、御幣の文字入れをさせていただきました。
御幣の印象を左右する重要な大役を任せてもらい、
設計に携わらせていただいた者として、とても嬉しく思う反面
一発勝負のとても緊張感あるお仕事でした。
習字も習っていない私が文字を書かせていただくのは、
申し訳ない思いもありましたが、何度も試し書きを行い、
ひと文字ひと文字、気持ちを込めて書かせていただきました。
これからより美しい文字を書けるように、磨きをかけていきたいと思います!
改めてM様、上棟おめでとうございました。
棟梁をはじめ大工の皆さん、おつかれさまでした!